複合材料研究センター
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機械系複合材料研究センター | CCMR

2007年8月1日より機械系複合材料研究センターが発足いたしました。このセンターの英語名は Center for Composite Materials Research (CCMR), Group of Systems Science and Technology, Tohoku University で、東北大の機械系の中に設置されたセンターです。活動期間は平成19年8月1日〜平成24年3月31日の5年間で、時限付きのセンターです。

皆様もご存知のように、米国におきましては有名なデラウェア大など多くの複合材料に関するセンターがあります。また、日本でも近年JAXA、東レ、同志社大学など次々に研究所あるいはセンターが設立されているようです。このことは複合材料が金属に取って代わる材料として注目を浴びていることと無縁ではないように思われます。既に航空機分野では大半が複合材料からなる新型旅客機が開発されています。今後、この流れは多くの工学分野(自動車・電力・電気部品等)に広がり続けることが考えられます。一方で、設計、開発、生産、評価といった現場において複合材料が用いられるときには、今なおノウハウに立脚した個別の対応がとられていることが多いのも実情です。おそらく、次々に設置されるセンターはこのギャップを埋めようというものと思われます。

本センターも材料力学、流体力学、トライボロジーといった、機械工学における異なる専門分野をバックグラウンドに持つ研究者と、現場にて直接問題に対応している技術者とが強調し、より体系的に複合材料を捉え、科学することを目的としています。

具体的には、輸送機用(航空機・自動車)および電力用(火力・原子力)複合材料の開発とそれを支える生産技術(射出成形および樹脂流動解析・切削・研削)および信頼性(強度・摩擦・磨耗)の研究を行う予定です。

ご興味がございましたら、何卒気軽にお声掛け頂ければ幸いです。少人数の弱小センターではありますが、何卒、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


                                       東北大学 岡部 朋永



  ※本センターは2012年3月31日をもって終了致しました。

   複合材料に関する最新研究情報は、東北大学大学院航空宇宙工学専攻 材料・構造スマートシステム学分野 岡部・大矢 研究室をご覧ください。


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